【足のむくみ(浮腫)】むくみの原因は何?良い食べ物・漢方、受診が必要な状態は?

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むくみ
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足のむくみ(浮腫)について

足のむくみに悩まされている人は多いのではないでしょうか。特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、圧倒的に女性にむくみが多くなっています。憧れの美脚には程遠く、仕事から帰ると両足はパンパン。靴下のあとがクッキリついている人はたくさんいることでしょう。

このサイトの目的は次の2つです。

①生活習慣の見直しやツボ、漢方療法を用いて自分で治してほしい

②自分で何をしても変化が無い場合、病気の可能性があるので早期発見してほしい

まずはこのページを見て、自分でできる限り努力してみてください。大抵のむくみは解消します。しかしそれでも治らない時、後述するような怖い病気の可能性もあります。その際はすぐに病院の受診をおすすめします。

特に注意が必要な以下の症状がある人はすぐ病院に行ってください。

急激にむくみが出た

片方の足だけむくんでいる

・むくみだけでなく、激しい痛みを伴っている

むくみの原因は?

むくみ(浮腫)とは、血液中の水分とそれに溶けている塩分その他の物質が血管外へ出て、体を形成している細胞の間隙にある程度以上たまった状態です。

もともと人間は4つ足で歩く動物でした。

しかし進化して2足歩行になると、心臓から足に送られた血液はふくらはぎなどの筋肉を介して、元に戻る必要があります。

この時何らかの原因があると上手く戻ることができず、細胞と細胞の間に余分な水分が溜まってしまいます。

 

特に多い原因として次のものがあります。

長時間同じ姿勢、運動不足

デスクワークで座ったまま仕事をしている、あるいは立ちっぱなしという人は夕方から夜になると足がむくみます。

また運動不足によっても血行が悪くなりむくんできます。

うつぶせのまま寝てしまうと、顔がむくみ目が腫れぼったくなりますよね。それと同じです。

 

塩分の摂り過ぎ

塩分の多いものばかり食べていると足がむくみます。

塩分過多だと不必要な水分をうまく排出できません。

 

お酒の飲み過ぎ

アルコールを飲み過ぎると血管内に脱水症状が現れます。

「たくさん汗をかいたから水分補給にビールを飲もう!」

という人がいますが、これは全くの逆効果。

お酒を飲むと血液中の水分がさらに減るため、血液はドロドロになります。

これを補おうとして体は水分を摂り込むので、この水分がむくみを起こします。

飲み会の翌日、顔や手足がむくんだ経験ありませんか?

 

女性特有の症状

生理の前後は、黄体ホルモンの働きで水分を溜めやすくなるためにむくみを起こします。

また、妊娠高血圧症候群はむくみ、高血圧、たんぱく尿が主な症状です(以前は妊娠中毒症と呼ばれていました)。

妊娠後期、高齢出産の方に多くなると言われています。

 

自律神経のバランス

自律神経は体温の調節を担っています。

交感神経と副交感神経のバランスが悪くなると水分の代謝がうまくいかず、冷えやむくみを引き起こします。

エアコンの使い過ぎやストレスには要注意です。

 

足のむくみ(浮腫)、東洋医学の考え方

東洋医学でむくみは「水毒」と考えます。水毒とは水の循環の異常のことです。水の代謝には「肺」「腎」経が関わっており、肺や腎の機能を回復するよう努めます。

症状によっては「脾の運化作用」が弱っている場合もむくみが出ます。この場合は消化器系、つまり胃腸の働きを良くします。

女性の場合は「瘀血(おけつ)」が原因である事も考えなければなりません。極度の冷え症、めまい、月経痛がある人は瘀血を改善します。

 

むくみを解消する漢方療法

本来の漢方療法は一人一人の症状から「証」を立て、その人にあった処方をするオーダーメイド治療です。しかしこのサイトはセルフケアのお手伝いをするため、一般的に多くの方が薬局やドラッグストアで購入できる漢方薬を紹介します。

 

当帰芍薬散

夕方になると足がむくみ靴が窮屈になる、手足が冷える、立ちくらみがするという女性によくみられる症状に効果的です。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

肥満に伴うむくみ、関節の腫れや痛みに良いです。疲れやすく、汗を沢山かく人におすすめです。

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)

胃腸が弱り、冷え症で薄い水様のたんが多い人に適応です。むくみだけでなく、気管支炎、気管支ぜんそく、動悸、息切れなどがある人に用います。

 

むくみに良い食べ物は?

「これを食べるとむくみが治る!」という食材はありません。塩分の多いものを控え、たんぱく質やビタミンB1、ミネラルを含んだ物をバランスよく摂取しましょう。特にカリウム、カルシウム、マグネシウムは大切です。

 

利尿作用があり、体の中の水分と塩分のバランスを調節するカリウム

カリウムは昆布ワカメなどの海藻類に多く含まれています。

他には大豆、コンニャク、バナナ、スイカ、リンゴなどを食べると良いでしょう。

 

血液成分として常に一定の量になるように体内で調節してくれるカルシウム

牛乳チーズヨーグルトなどの乳製品。

豆腐納豆などの大豆食品。

シラスヒジキなど魚介類、海藻類。

野菜では大根小松菜がお勧めです。

 

体内でのエネルギー代謝に関わる酵素の補酵素として働くマグネシウム

マグネシウムは大豆製品、魚介類、海藻、木の実に多く含まれています。

なまこ、油揚げ、いわし、アサリなどが代表的です。

きなこ青のりもいいですね。

足のむくみを引き起こす病気

原因を取り除くように食生活を改善し、お酒も控えてツボのマッサージをしたのに何も変わらないという場合、下記のような病気が隠れていることがあります。いつまで経ってもむくみが治らず、他にも次のような症状があったら専門医を受診しましょう。

足の血管が浮き出てきた
疲れやすい、だるい
尿の出が悪い、尿量が少ない
急激に体重が増えた
少し動いただけで息切れがする

下肢静脈瘤

足の静脈には逆流を防ぐための弁がありますが、この静脈弁が壊れてしまい、血液が逆流して足に溜まってしまうのが下肢静脈瘤です。足のむくみだけでなく、血管がボコボコと浮き出てきたら血管外科を受診しましょう。

肝臓や腎臓の病気

長期間続くむくみに加え、疲れやすい、だるいなどの症状がひどい時、肝臓や腎臓の病気を疑われることがあります。たんぱく質のアルブミンは血液中の水分量を保つための浸透圧を調整しています。肝臓や腎臓に何らかの疾患があるとアルブミンの量が低下し、血液中の水分量の調節がうまくいかずにむくみを起こします。

肝臓では肝硬変。腎臓では腎不全、ネフロ-ゼ症候群や急性糸球体腎炎などが考えられます。

心臓の病気

むくみが取れないだけでなく、少し動いただけで息切れがしたり、急激に体重が増えたりした時、心不全を疑われることがあります。心臓の機能が低下して十分な血液を送り出せない場合、血液を心臓に戻す力が弱まり、血液が手や足で滞って血液中の水分が血管の外にしみ出し、むくみが起きます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。