陽谿(ようけい)穴の位置・治療効果【手の陽明大腸経】

ツボ(経穴)辞典

LI5.陽谿(ようけい)穴の位置

陽谿は手の甲側にあります。

手の甲を上にして軽く指を開き、親指を反らせてみてください。

親指の付け根に2本のスジが確認できます。

この2本のスジ(長母指伸筋腱と短母指伸筋腱)の間にある凹みが陽谿です。

手首にできる横シワ(手関節横紋)の中です。

 

手関節背面橈側にあり、母指伸展してできる長母指伸筋腱と短母指伸筋腱の間の陥凹部。

LI5.陽谿(ようけい)の治療効果

陽谿は「経火穴」という重要穴です。

手や手関節、肘の痛みや痺れに高い効果を発揮します。

野球やテニスなど、スポーツで手や肘を痛めた時にも有効です。

他に、冷え症や耳鳴り・難聴、歯の痛みにも良いツボです。

「手の陽明大腸経」の流注

示指末端(商陽穴)に起こり、示指の橈側白肉際(肌目の際)を循り、第1中手骨と第2中手骨の間(合谷穴)に出て、前腕後外側を上り、肘窩横紋(肘の皺)の外端(曲池穴)に入る。

上腕の外側を上行して、肩峰突起(肩の端にある盛り上がったところ)の外端の肩髃穴に至り、巨骨穴を過ぎ、大椎穴(督脈)に至って諸経と会する。

大椎穴より下って鎖骨上窩(缺盆穴:足の陽明胃経)を経て肺を絡い、下って膈を貫き大腸に属する。

その支なるものは鎖骨上窩(缺盆穴)より別れて頸部(首)に上り、頬を貫いて下歯中に入り、還り出て左右に別れて口を挟み、鼻下の人中に交わり、左は右に、右は左に行き、すなわち左右交叉して、鼻孔を挟んで鼻翼両側(迎香穴)に終わる。

ついで足の陽明胃経に連なる。