魚際(ぎょさい)穴の位置・治療効果【手の太陰肺経】

ツボ(経穴)辞典

LU10.魚際(ぎょさい)穴の位置

親指の根元で、ふくらんでいる所を触ってください。

手の甲の皮膚と、手のひらの皮膚の境目にあります。

第一中手骨(指骨と大菱形骨をつなぐ中間の骨)の中点で、外側です。

手の親指の付け根のふくらみを構成する4つの筋肉を総称して母指球筋といいます。

この母指球筋が魚に似ており、その際にあることから魚際という名前が付きました。

魚際は母指球筋を構成する中の短母指外転筋に取ります。

LU10.魚際(ぎょさい)の治療効果

魚際は肺経に属しているため呼吸器疾患に用いられます。

他にも消化器と関わりが深いのが特徴です。

胃腸の機能が低下しているとき、魚際の部分に青いスジが現れます。

肝臓の機能が低下すると、魚際周辺が赤くなり、手掌紅斑と呼ばれています。

消化機能の変調を見つけるための道しるべになりますね。

 

特に頭痛やめまい、発熱、乳腺炎などにも効果があります。

リラックスしたいときはこのツボを押してみましょう。

流注 手の太陰肺経

中集(中院)に起こり、下って水分穴で大腸を絡い、還って胃口を循り、膈を上って肺に属する。
ついで気管、咽頭を循り、横に腋下に出て上腕内側を循り、少陰・心主の前を行き肘窩(尺沢穴)に下る。
前腕の前面橈側を循って橈骨動脈拍動部に入り、母指球より母指末端に終わる。
その支なるものは、手関節の上(列缺穴)より示指の末端に入りの手の陽明大腸経に連なる。