太淵(たいえん)穴の位置・治療効果【手の太陰肺経】

ツボ(経穴)辞典

LU9.太淵(たいえん)穴の位置

手首を内側に軽く曲げたときにできる横シワを手関節前面横紋といい、その親指側端の陥凹部に太淵があります。

前腕前橈側にあり、橈骨動脈が拍動する部分です。

LU9.太淵(たいえん)の治療効果

太淵(たいえん)は手の太陰肺経の「兪土穴」という要穴です。

また、五臓六腑の病気に応じて反応が出るといわれれる「原穴」でもあります。

さらに「脈会」の一つです。

八会穴と呼ばれ、各組織の気血の集まるところで八つに分かれています。

施術の時、体の状態を確認するために必ず触るツボ。

鍼灸師でなくても、医療従事者は脈を取る時にここで診ます。

とても重要なツボと言えますね。

自分の脈も確認してみましょう。

太淵は肺経に属しているため呼吸器疾患に用いられ、咳やたん、鼻水などの症状に用いられます。

特にぜんそくの際はお灸が効果的。

他に内科系では便秘や下痢などの胃腸障害にも効果的。

また、肩や前腕の痛み、手首の痛みや腫れ、リウマチによる手のこわばりにも効果があります。

八会穴とは?

八会穴は各組織の気血の集まる所といわれ、下記の八つに分かれています。

腑会(腑の病に使う) – 中脘(任脈)
臓会(臓の病に使う) – 章門(肝経)
血会(血の病に使う) – 膈兪(膀胱経)
脈会(脈の病に使う) – 太淵(肺経)
骨会(骨の病に使う) – 大杼(膀胱経)
筋会(筋の病に使う) – 陽陵泉(胆経)
髄会(髄の病に使う) – 懸鐘(胆経)
気会(気の病に使う) – 膻中(任脈)

流注 手の太陰肺経

中集(中院)に起こり、下って水分穴で大腸を絡い、還って胃口を循り、膈を上って肺に属する。
ついで気管、咽頭を循り、横に腋下に出て上腕内側を循り、少陰・心主の前を行き肘窩(尺沢穴)に下る。
前腕の前面橈側を循って橈骨動脈拍動部に入り、母指球より母指末端に終わる。
その支なるものは、手関節の上(列缺穴)より示指の末端に入りの手の陽明大腸経に連なる。