中府(ちゅうふ)穴の位置・治療効果【手の太陰肺経】

肺経【手の太陰肺経】

LU1.中府(ちゅうふ)穴の位置

中府は「雲門」穴の1寸(自分の親指1本分)下にあります。

雲門は鎖骨下窩という鎖骨下のくぼみの外側、烏口突起の内縁にあるツボ。先に雲門を探し、その1寸下を触ってみましょう。第一肋間 (第一肋骨と第二肋骨の間)と同じ高さにあるのが「中府(ちゅうふ)」です。

このくぼみを指で押さえて上下に動かすと、コリコリした太い筋肉(大胸筋)を触れることができます。

LU1.中府(ちゅうふ)穴の治療効果

中府は主に呼吸器疾患の施術に用います。

中府は肺経の「募穴」。

※募穴とは経気の集まるところと言われ、治療によく使われます。

肺の疾患を治療する常用穴です。

 

喉の痛みやせき、たん、喘息、慢性気管支炎などに効果的。

他に肩の痛みを引き起こす五十肩(肩関節周囲炎)や胸郭出口症候群にも効果があります。

〈セルフマッサージ〉

人差し指・中指・薬指の3本を当てましょう。中指を中心にして円を描くようにクルクル回しながらマッサージします。「肺」経の募穴であり、マスクで苦しくなった呼吸を楽にしてくれます。

流注 手の太陰肺経

 

経絡の流注

中集(中院)に起こり、下って水分穴で大腸を絡い、還って胃口を循り、膈を上って肺に属する。
ついで気管、咽頭を循り、横に腋下に出て上腕内側を循り、少陰・心主の前を行き肘窩(尺沢穴)に下る。
前腕の前面橈側を循って橈骨動脈拍動部に入り、母指球より母指末端に終わる。
その支なるものは、手関節の上(列缺穴)より示指の末端に入りの手の陽明大腸経に連なる。