4月19日は二十四節気の1つ「穀雨(こくう)」。
雨が百種類の穀物を生じさせる時期、穀物の生長を助けるという意味です。
これから雨が増え、日差しが強くなりますね。
この時期の雨は田畑を潤し、種まきに良い時期。農家の皆さんや家庭菜園をしている人は忙しいでしょう。
私は少量ですが、毎年庭に野菜を植えています。
自分たちで食べるくらいですけど。
買ってくる野菜と違い、採れたては格別ですね。
今年も植えてみます。
まずは畑をおこさないと。
節目の二十四節気には養生を考えましょう
現在、緊急事態宣言が出され、ほとんどの人が自宅待機を余儀なくされています。心身共に不安定になりやすい時。
ストレスたりますよね。
生命力の強い食材を取ることで体力を増強し、新陳代謝を活発にさせましょう。
春の養生の基本は、五臓の「肝」の新陳代謝を促し解毒する機能を高めることです。
運動不足により代謝が落ちて身体に溜まった余分なものを取り除くため、旬の野菜を食べて「肝」の養生に努めましょう。
いらいらや落ち込みを緩和するためにも食養生が重要です。
春の養生「肝」を強くするオススメの食べ物
春の養生に必要な気血を養う食材として、「鶏肉」が良いです。
鶏肉は「肝」の働きを助けます。胃腸を助ける作用もあるので、胃腸の弱い人や高齢者の滋養強壮にお勧めします。
消化酵素の分泌を促し、胃腸の蠕動運動を良くして、消化不良を改善し頻尿の改善も期待できます。特に胸肉はビタミンAやコラーゲンが多く含まれるため、風邪や花粉症、冬の乾燥で荒れた粘膜や皮膚も強くします。

旬の山菜が手に入ると理想的。香りが強く「気」を巡らせる作用があるため肝の働きを助けます。
山菜には体の中の毒素を出す作用もあります。
のぼせを伴う血圧の上昇を抑える効果や、ストレスによって「気」が滞って起きる頭痛やめまいの改善も期待出来ます。
また、「水」が滞っている体質を改善し、むくみや下痢の症状にも良いです。

山菜が手に入らないときは、セロリなども良いでしょう。
他にはサヤエンドウ、アスパラ、キャベツ、新玉ねぎ・新じゃが・春ごぼうなど。
香りは精神安定作用があり、不安や緊張を和らげますよ。
また、自然の中に出かけて身体を動かしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。